「センゴクプー」なタワゴト
03.4.24
座長:大野智は、かわいくもありかっこよくもあり、その両方を併せた言葉にし難い印象も強く、総括すると…とにかく素晴らしかった。
約2時間、本当に目の離せない素敵な舞台だった。

大ちゃん演じる風助は話術の達人で、どんな局面でも言葉で切り抜けるまさしく風のような人。
そうした設定から台詞は多く、それも滑らかに言うことが望まれる訳だけど、大ちゃんの台詞回しは素晴らしく綺麗で、危なげなところも全くなし。
さすがプロ!これぞプロ!って改めて実感したよ。
普段おっとりめで、会話のテンポもゆっくりな大ちゃんが話術の達人…それがはまり役に見えたのは、大ちゃんの実力に私が完敗したということなのでしょうな。

そして特筆すべきはなんといっても殺陣!!
これはもう引き込まれた。瞬きも忘れるくらい見入ってしまったよ。
大ちゃんの華麗な身のこなしが本当に美しくて、あれを観るだけでもお金を払う価値があると感じた。
殺陣はやられる側の方が難しいって聞くから、周りの方のサポートもとても素晴らしかったんだろうと思う(専門的なことはよくわからなくて申し訳ない)。
チームワークも完璧!舞台の良さが凝縮されている気がした。

お芝居全体の印象としては、途中までは比較的軽い感じで話しが進み、楽な気分で楽しめた。
笑いネタも随所に盛り込まれていて、会場も和やかな雰囲気。
正直「この程度のネタでなんでここまでうけるの?」と思った箇所もなくはなかったけれど、観客=ファンってことでウケは甘くても当然かなと。それはそれで良いとは思う。

でも最後はとてもせつなくて泣かされた。
ただ適当に言葉を操っているだけに見えていた風助の背景が見え、刀を抜かない志に感銘した。
風助は確かに理想主義すぎる。間違ってはいないけれど、現実問題、あれでは通らないと誰もが思う。
でも、もしそれが通ったら…と夢を見そうになるんだけれど、それはあえなく打ち砕かれる。
結局、絶対的な力の前では屈するしかないのかと思ったら涙が出てきた。最初に観た時は本当止まらなくてまいったよ。
無力感とか脱力感とか、そんなものを感じてしまったんだな。

でもでも、完全に暗いまま終わるのではなく、少し上向きな未来を予感させるような終わり方をするところがこれまたニクイ。
風助は辛い状態になってしまったけれど、全てを失った訳ではない。これから先もどうにでも切り開いていける。そんなメッセージ性が痛かった。

嵐をあまり知らない方からしたら、大ちゃんはいつもボーっとしてるだけの不思議な人に見えていることだろう。
私も友人からこの類のことを言われたことは多い。
「なんでアイドルなの?」という失礼な問いを投げかけられたこともしばしばだ。
でも違う。本当違うんだよなぁ。
大ちゃんは歌やダンスはもちろん、お芝居もすごく上手で舞台栄えもする。今回は座長としての風格までも感じられた。
観てる人を引き付ける力が間違いなくある。やっぱり「芸能人=芸の能力がある人」。一般人とは全然違うんだよね。
ましてや、ただの「ボーっとしてる人」なんかじゃないんだから!!

とはいえ、そんな説明はさして意味を持たないのかもしれない。
どんなに私が説明したところで、舞台の大ちゃんの素晴らしさの10分の1も伝わらない気がするから。
百聞は一見にしかず…ことわざは正しい。
だからこそ、今回の舞台、もっともっといろんな人に観てもらえたらと思った。
嵐ファンはもちろん、ファンじゃない方にも大ちゃんの素晴らしさを肌で実感して欲しい。本当にそう思ったよ。

それも踏まえた上で…最後に一つ。
休憩前とカーテンコールの「WOW !! 」。あれはどうなんだろう。
賛否両論分かれるところだとは思うけど、私的には正直Noだな。
ファンとしては嬉しい。確かに嬉しいけれど、今回はお芝居でしょ。ジャニーズのショーじゃないんだから。
普通に終わってくれた方が良かったかなと私は思った。
一般人は通常、「ジャニーズの舞台」と言うとワンランク下に見てるところがあると思う。
「アイドルがやれば客は集まるだろうけど…どうせ内容ないんでしょ」って絶対絶対思ってる。
でも違うんだよ。全然違うんだよ。
それを強く言うためにも、あぁいう演出はいらなかったかなと。
ファンだから行く…それはそうなんだけど、今回は観劇。お芝居を観に行ったんだからね。
お芝居だけで十分魅了された。このことを私は何よりも強調したい。

そんなうるさいファン(自虐)の文句は置いておいて…
とにかくとにかく素晴らしい舞台でした。
私は2回観劇した訳だけど、まだまだ何度でも観たいって素直に思ったもの。
今回の舞台が大ちゃんにとってまたしても大きなステップになることは間違いないでしょう。
大ちゃん、素敵なお仕事に出会えてよかったね。
この素晴らしい経験を糧にして、さらにさらに成長していってね。
大ちゃんにとっては全てがこれから。
全てが「マダマダ」!

次なる機会が心から楽しみ。


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